タバコを吸うとビタミンなど補酵素を消費してしまう!?

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最近お店や街中などで禁煙、分煙スペースが設置されることが特に増えてきましたね~。今まであまり規制されていなかった飲食店などでも全面禁煙の所も珍しくなくなってきていて、2020年の東京オリンピックに向けてさらにその流れは加速していきそうです。

私はタバコは吸わないですがそこまで嫌煙なわけではなく、喫煙者の方にはきちんとルールとマナーを守って吸ってくれればそれでいいと思っています。

とはいってもタバコを吸うことによる健康被害が決して軽くないことは事実。肺がんのリスクはもちろんのこと、タバコを吸うことによって体内に入るニコチンなどの有害物質を排除するためにはビタミンなどの貴重な補酵素を消費してしまうという大きなリスクがあります。

今回はタバコを吸うことによる補酵素と肝臓への影響をメインに見ていきたいと思います。

喫煙による補酵素の減少

タバコの煙は活性酸素だらけ

タバコの煙には過酸化水素と呼ばれる物質が大量に入っています。この過酸化水素は人体の細胞を攻撃し、皮膚の劣化や場合によってはガンなどの重病を引き起こす活性酸素の仲間です。

この活性酸素は体の細胞を酸化させ、どんどん変質させていってしまいます。有害な物質を除去するときに必要なものではあるのですが、正常な細胞までも攻撃してしまうのでできるだけ活性酸素の発生量を抑えなければならないとされているのです。

活性酸素の除去にはビタミンCやビタミンEを消費する必要が

この活性酸素を除去するのに活躍してくれるのがビタミンCやビタミンEといった抗酸化作用のあるビタミンで、活性酸素が体内で増えるたびに忙しくなってしまいます。

特にビタミンCはとても忙しい物質で、他にもコラーゲンの生合成や脂肪燃焼物質カルニチンの生合成などたくさんの仕事を補酵素としてこなしており、活性酸素の除去ばかりやらせていると他の仕事に手が回らなくなってしまうのです。

厚生労働省が発表している「日本人の食事摂取基準」において成人は一日にビタミンCを最低100mg摂取するのが望ましいとされています。

タバコを吸うことによって使われるビタミンCは25~100mgとも言われており、2、3本吸っただけで一日に必要なビタミンCが失われてしまう計算ですね。

ビタミンCについてはこちらもご参考ください→ビタミンCの補酵素としての働き

喫煙による肝機能への影響

ニコチンは肝臓での代謝がメイン

タバコによって体内に入った有害物質のニコチンの9割が解毒作用のある肝臓で「CYP2A6」という代謝酵素のよって分解、無毒化された後に尿中などから排出されます。

上記した補酵素の仕事のようにタバコの煙が入ってくると肝臓はその分解に手を回さなければならなくなってしまいます。

肝臓はアルコールのアセトアルデヒドなど有害物質の解毒やビタミンEなど脂溶性ビタミンの貯蔵、全身の代謝の中心地であるなど人間の臓器の中でもトップクラスにやらなければいけないことが多い臓器です。

肝臓の機能についてはこちらもご参考に→代謝に重要な臓器、肝臓とは?

肝臓に無駄な負担をかけると全身の健康に被害が及ぶことは想像に難くありませんよね。

酵素と内臓を休ませるファスティングでは喫煙は良くない

当サイトで紹介している酵素ドリンクを使ったファスティングの主な目的は、普段忙しく働いてくれている内臓や酵素に休んでもらって健康的な体作りやダイエットを行うという目的であるので、上記に書いたような喫煙行為で内臓、酵素、補酵素に無駄な仕事をさせてしまうと全くファスティングが効率的ではなくなってしまいます。

タバコを吸っていてもファスティングの効果はある程度出ると思いますが・・・内臓や酵素を労わるのであればタバコは吸わないほうが無難です。

まとめ

・タバコはビタミンCやビタミンEなどを消費してしまう

・有害物質ニコチンの9割が肝臓で代謝

・酵素ドリンクファスティングをやるならタバコは吸わないほうがいい

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