腸内細菌は補酵素やビタミンを生成できる?腸内環境の重要性

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人間の腸の中に存在し、最大で約1000兆にもおよぶ「腸内細菌」と呼ばれる微生物。

大きく分けて善玉菌、悪玉菌、日和見菌に大別され、それぞれの役割を私たちの腸内で日々こなしています。

そんな腸内細菌たちが実は「ビタミンや補酵素を生合成できる」ということはご存知でしたでしょうか?腸内細菌に補酵素やビタミンを合成してもらうことで酵素の活動をサポートし、より効率的に酵素を働かせることができるため、腸内環境の維持は酵素にとっても非常に大事なのです。

腸内細菌によるビタミン、補酵素の合成

乳酸菌などの腸内細菌によって生成される主な補酵素はビタミンB群。

こちらのページでも取り上げたように、ビタミンB群はその全てが補酵素として機能するため酵素のサポート役として非常に重要な存在です。基本的には食べ物や飲み物からの経口摂取がメインになるのですが、腸内環境による生成も大事になってきます。健康な腸内を維持していれば外部からの摂取が多少少なくても大丈夫な程です。

微妙に足りなくなるビタミンB12?

ビタミンB12は肉類や魚介類に多く含まれているビタミンです。

代謝やDNA、葉酸と共に補酵素として血液の生成に関わるなど非常に重要な栄養素なのですが、このビタミンB12だけは若干腸内での生産量が落ちるようで、菜食主義者など肉や魚をあまり食べない人の中にはビタミンB12欠乏症を起こす方もいるそうです。

なのでビタミンB12は食事から摂ることを意識していきましょう。

乳酸菌はビタミンCも作れる?有能な乳酸菌を育てよう!

乳酸菌などの善玉菌が腸内で増えるには「食料」、つまりエサが必要です。オリゴ糖などの糖分や「死菌」、ビタミンCなどが主な善玉菌のエサになりますが、善玉菌である乳酸菌自身が微量のビタミンCを生成することができるそうです。

モンゴルのある地方ではヤギや馬の乳を乳酸菌で発酵させた乳酸菌飲料を飲んでビタミンCを補っているとも言われています。

このように善玉菌が活躍してくれるとビタミンや補酵素の数も増えるので、腸内環境を整えることは体内の酵素にとってとても大事なんです!

こちらの記事も参考にしてみてください!

腸内環境を整える!善玉菌と悪玉菌

酵素に長く働いてもらうために

ビタミンや補酵素を作り出してくれる腸内細菌。その数を増やすためには発酵食品や、発酵飲料、酵素ドリンクなどから「死菌」でもいいので菌類を摂取することが大事になってきます。

腸内細菌と補酵素を上手く使って数を増やし、私たちの体内酵素に少しでも楽をしてもらいましょう!酵素の温存はキレイで健康な体の維持に影響しますからね!