必須アミノ酸とは?体内で作れないってホント?

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アミノ酸とはタンパク質を構成する物質のことで、私たちの体を構成している構造単位です。

消化や代謝に欠かせない「酵素」もアミノ酸から構成されているタンパク質の一種になります。

数多いアミノ酸の中でも人間が自ら体内で作り出すことのできない(またはしづらい)アミノ酸のことを「必須アミノ酸」といい、人間には9種類のアミノ酸が該当し、これらは外部から摂取する必要があります。

外部から摂取した食べ物や飲み物を消化酵素が消化、代謝酵素が必要な活動を行うことによって飲食物のタンパク質がアミノ酸に分解され体内に吸収されていきます。

必須アミノ酸の種類

イソロイシン

筋肉に存在するタンパク質を構成しているアミノ酸の一部で、疲労回復や成長の促進、肝機能の維持、向上に関係しています。また、神経伝達物質にも関係していて、近年うつ病などのメンタルの病気に関係しているのでは?とも言われています。

含まれる食材

魚介類(特にマグロなど)、乳製品など

トリプトファン

神経伝達回路に関係し、セロトニンなどの経路に影響が強いアミノ酸です。

またビタミンB群の補酵素ナイアシンはトリプトファンから合成されることが分かっているので、ナイアシンの摂取をする場合はこのトリプトファンを意識すべきです。

含まれる食材

バナナ、アボカドなどの果物、卵黄、チーズなど乳製品、納豆など

トレオニン

人間の成長において重要なアミノ酸で、ホルモン分泌や髪、筋肉、骨、コラーゲンの合成などあらゆる成長に必須です。一般的にな食生活で不足することはあまりないですが、子供はこのトレオニンを積極的に摂取することが必要になる場合があります。

含まれている食材

肉類、魚介類、卵など動物性タンパクに多い

バリン

疲労回復や筋肉の構成、精力増強などに関わるアミノ酸です。筋肉組織の修復に役立ってくれるので筋力トレーニング中や、怪我のときにお医者様に相談してから摂取量を調節してみましょう。

含まれている食材

肉、レバー、落花生、乳製品など

ヒスチジン

成長促進や体脂肪燃焼などの代謝に関わるアミノ酸。乳幼児は自分で作り出すことができず、外部からの摂取は必須。成長するにつれて大人は合成できるようになりますが、比較的不足しがちです。

含まれている食材

まぐろ、青魚、鶏肉、乳製品など

フェニルアラニン

神経伝達物質の合成に関わり、ドーパミンやノルアドレナリンといった精神面での健康に直結するアミノ酸で、不足するとメンタルの病気になったり集中力が低下したりしてしまいます。

含まれている食材

魚介類、肉類、乳製品など

メチオニン

神経伝達物質の生成、肝機能、など代謝全般に関わるアミノ酸です。アレルギーの原因ともなるヒスタミンの血中濃度を下げる作用も持っているため薬や健康食品によく使われています。

含まれている食材

マグロなどの魚介類、レバーなどの肉類、チーズや豆類など

リジン(リシン)

免疫力のアップ、成長の促進、肝機能の維持向上など代謝活動全般に関わっています。免疫力アップの効果を生かして口唇ヘルペスの予防にも使われます。

含まれている食材

豆類、豆腐、肉類や魚などの動物性タンパクなど

ロイシン

成長促進や筋肉の構成、肝機能に関わっているアミノ酸。筋力トレーニングをしている人にはおなじみの物質で、筋肉の形成、成長には欠かせません。

含まれている食材

マグロ、乳製品、豆類など

まとめ

・アミノ酸の中でも人体で作れないものが「必須アミノ酸」

・9種類あり、肉や魚、乳製品などに多い

・肝機能の維持に関わるものが多い

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